出会った時は、怪獣かと思った。
最初は、ちょっと苦手だった。
だけどほんとは、とってもやさしかったから
どんどん好きになった。
一緒に遊んだ。
一つのお皿で一緒に食べた。
けんかをしたり、怒られた日もあったけど
最後はいつも仲直り。
いつもそばにいた。 そばにいてくれた。
大好きだった。
君が病気だと聞いて、 ぼくは心配でたまらなかった。
だから、そばにいたんだ。そばにいたかったんだ。
ずっと、一緒にいられると信じてた。
……だけど……
君は、ひとりで逝ってしまった。
もの言わぬ君に、ぼくは幾度呼びかけただろう。
そうしてぼくは、君と最後のお別れをした。
ありがとう……そしてさよなら…
君がいたから、ぼくは幸せだった。
……今……
ぼくたちのこの場所に、君はもう居ない。